週明け29日のニューヨーク外国為替市場の円相場は午後5時現在、前週末比2円02銭円高ドル安の1ドル=156円30~40銭を付けた。アジア市場で一時1ドル=160円台を付けた後に円高ドル安が急速に進んだが、日米金利差を意識した円売りドル買いも根強かった。
ユーロは1ユーロ=1・0716~26ドル、167円33~43銭だった。
前週末は日本銀行が金融政策決定会合で現状の緩和政策を維持したことや、植田和男総裁の記者会見での発言を受けて円安ドル高が急速に進んでいた。その後は円が急速に買い戻されており、市場関係者からは日本政府・日銀が為替介入を実施したとの観測が広がった。
財務省の国際部門トップの神田真人財務官は29日に記者団に「(円相場の)激しい変動が国民経済にもたらす悪影響は看過しがたい」と語りつつ、介入の有無は明かさず「ノーコメント」とした。(共同)
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