くら寿司が11日発表した2024年10月期連結決算は、純利益が前期比約3・7倍の32億円、売上高は11・1%増で過去最高の2349億円だった。大きなすしネタのメニューが好調だったのに加え、原価率を低減し利益を伸ばした。  大阪市で会見した岡本浩之取締役は1皿2貫のすしのサイズを大きくした上で1貫で提供するといった例を挙げ「きめ細かな商品設計を繰り返すことで少しずつ原価率を下げた」と説明した。  顧客による迷惑行為騒動で注文品だけを流す運用に切り替える同業他社が増える中、くら寿司は人工知能(AI)カメラなどで対策し、大手で唯一常時回転レーンに商品を流す。

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