三菱電機の漆間啓社長(65)は26日までに共同通信などのインタビューに応じ、電気自動車(EV)に使うパワー半導体について、ライバル企業との連携を「積極的に考えたい」と述べた。生産や開発分野で協力を深めることが念頭にあるとみられる。世界シェア上位を占める欧米勢に対抗し、業界再編を進めて競争力強化を図るべきだとした。 パワー半導体は電子機器の省電力化に重要で、EV向けの需要拡大が見込まれる。世界市場ではドイツのインフィニオンテクノロジーズが20%を超えて首位。米国メーカーなどが続き、国内勢は三菱電機を含む複数社が最大でも5%程度にとどまっている。 漆間氏は、国内メーカーの乱立が続けば日本勢が世界シェアを拡大するのは難しいと指摘。企業間の連携に向け「いくつかの会社と話をしたい」と語った。 EVは世界的に販売が減速しているが「EVへの転換は着実に進む」と述べ、パワー半導体の将来的な需要に期待を示した。熊本県菊池市に建設している半導体の新工場は、計画通り来年11月に稼働を開始するとした。
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