福岡証券取引所(福岡市中央区)

福岡証券取引所は25日、12月16日に開設するプロ投資家向け市場「福岡プロマーケット(FPM)」へ5社の上場を承認したと発表した。このうち九州の企業は1社。さらに2社が25日付で上場を申請しており、FPMは最大7社でのスタートとなる。

福証がFPMへの上場を承認したのは北九州市に本社を置き中古工具の買い取り販売などを手掛けるライフクリエイトや、システム開発のNICS(ニックス、岡山県玉野市)など。

5社はいずれも既に東京証券取引所が設けているプロ市場「東京プロマーケット」に上場済みだ。上場審査などを担う「Fアドバイザー」はすべてフィリップ証券が務めている。

各社の狙いは、九州での事業展開や採用にあたっての優位性を確保することや、福証の新興市場向け市場「Qボード」や本則市場などへのステップアップを図ることなど。

25日付で上場申請のあった2社について福証は10営業日で承認を判断する。承認された場合、FPMは7社で船出することになる。

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