北国フィナンシャルホールディングス(FHD)は20日、傘下の北国銀行の女子ハンドボール部「北国ハニービー石川」の運営を手掛ける子会社を同日付で設立したと発表した。スポンサーの獲得や試合チケットの販売などを担う。スポーツチームを事業化するのは邦銀グループで初めて。一定期間がたった後に収支均衡を目指す。
社名は「ハニービースポーツ」。資本金は5000万円で北国FHDが全額出資した。北国銀のハンドボール部は1975年に創部され、2024年に日本リーグ10連覇を達成した強豪チーム。9月に新たなハンドボールリーグ「リーグH(エイチ)」が立ち上がることを受け、新会社を設立しプロチームとして事業化する方針を掲げていた。
北国FHDが石川県小松市で建設を予定するアリーナは、ハンドボールチームの試合会場としても活用する予定だ。アリーナの建設費は現時点で280億円を見込み、25年度中の着工を目指している。ハニービースポーツの担当者は「将来的に他のスポーツの運営も手がける可能性もある」と話している。
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