信販大手のオリエントコーポレーションは10月31日、2025年3月期の連結営業利益が前の期比5%減の120億円になる見通しだと発表した。タイとインドネシアで手掛ける自動車ローンの取扱高が減少することを受け、当初予想の200億円から80億円下方修正した。年間配当は40円の予想を据え置いた。

売上高にあたる営業収益は9%増の2495億円、営業利益は26%減の120億円にそれぞれ予想を引き下げた。引き揚げ車両の売却損や商用車の延滞債権が増えたことで、海外事業の貸倒関係費が当初計画を47億円上回った。

同日発表した24年4〜9月期の連結決算は、純利益が63%減の37億円となった。前期に連結子会社化した3社が利益貢献し、営業利益は22%増の71億円となった一方、特別利益の減少や法人税調整額の増加により最終利益が減少した。

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