大光銀行はSBIグループと共同で設立した「大光SBI地域活性化投資事業有限責任組合(大光SBI地域活性化ファンド)」が、第1号の投資をしたと発表した。循環型農業の導入支援を営むスタートアップ、プラントフォーム(新潟県長岡市)を対象に実施した。同行などはファンドを通じて企業価値の向上を支援し、地域経済の発展につなげる。

プラントフォームは養殖と水耕栽培を同時にする循環型農業「アクアポニックス」の導入支援などを手掛ける。投資額は非公表としている。同社は調達した資金で、支援事業などを加速させる。

アクアポニックスはチョウザメなど魚の養殖に使った水をレタス、イチゴといった野菜や果実などの水耕栽培に循環させる。魚のフンなど排せつ物は分解されて肥料となり、水は浄化される。2018年に設立したプラントフォームは企業・団体のアクアポニックス導入を支援するほか、自社でもアクアポニックスの運営をしている。

大光SBI地域活性化ファンドは大光銀の営業エリア内で将来性のある事業に取り組むスタートアップや新たな成長・発展を目指す中堅・中小企業などに投資する。23年7月に設立し、ファンドの総額は5億円としている。

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