アルゼンチンにあるトヨタ自動車の組立工場(ロイター)

トヨタ自動車が25日発表した2023年度の世界生産台数は、前年度比9・2%増の997万1739台と過去最高を更新した。グループの豊田自動織機の認証不正を受けた完成車工場の停止などが響き、計画していた1010万台には届かなかった。

世界販売台数は7・3%増の1030万9457台と、年度ベースで初めて1千万台の大台を超えた。一方で、完全子会社ダイハツ工業の認証不正でトヨタへの車両供給が滞り、1040万台の計画は未達となった。

これまで世界生産、販売の最高は22年度の913万1596台、961万5台だった。

年度を通じて北米や欧州、日本での需要が堅調だったことが、生産、販売の過去最高更新に寄与した。ただ中国での販売競争激化やアジアの経済低迷の影響も受けた。

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