2025年大阪・関西万博の開幕まで1年を切り、露出が増えている公式キャラクター「ミャクミャク」とは一体何者なのか。人間の言葉を話すという新たな〝設定〟が加わり、さらに活躍の幅を広げていきそうな人気者について紹介したい。

公募で選ばれたデザインは、先に決まっていた、細胞をイメージした赤い輪のロゴマークをヒト型にしたもの。背中のしっぽにも目があるのは1970年大阪万博の象徴・太陽の塔からの着想という。

公式プロフィルによると、「細胞と水がひとつになったことで生まれた、ふしぎな生き物。その正体は不明」。しかし、徐々に実態が分かってきた。

足は短くてもスポーツが得意。今年2月のイベントで見事なサッカーのパスを披露し、元日本代表の大久保嘉人さんが感嘆の声をあげた。

日本国際博覧会協会の職員を介して行った産経新聞の3月のインタビューでは、遅れが指摘される海外パビリオンの建設について「きっと大丈夫」と太鼓判。登場当初の紹介イラストには、四足歩行や太陽の塔のようなインパクト十分な姿が描かれていたが、今のところヒト型から変わるつもりはないという。

4月13日の開幕1年前のイベントで流れた動画で、唐突に「こんにちは」と言葉を発し、世間を驚かせた。万博を盛り上げるため、懸命に進化を続けるミャクミャクから目が離せない。(井上浩平)

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