フィデアホールディングス(HD)傘下の北都銀行は23日、秋田県横手市に建設する木質バイオマス発電事業にプロジェクトファイナンス(事業融資)を組成したと発表した。建築・土木の丸茂組(同県大仙市)を中心に設立した特別目的会社(SPC)が運営する。組成総額は約50億円。すでに着工し、2026年12月の運転開始を目指す。
SPCは県南バイオマス発電(大仙市)で、丸茂グループと北都銀などが出資した。同発電所は横手市内の東部環境保全センター跡地に建設し、合計出力は7100キロワットを計画している。燃料にはこれまで利用価値が低かった林地の残材や間伐材、樹皮などを使う。
北都銀は風力発電など再生可能エネルギー事業への事業融資に力を入れている。8月末時点で29件目で、組成総額は累計で1202億円に上る。
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