きらやか銀行と仙台銀行を傘下に持つじもとホールディングス(HD)は22日、同社役員への業績連動型の株式報酬制度を巡り、有価証券報告書などに誤りがあったと発表した。他の開示情報にも誤りがないか精査したうえで関東財務局に報告し、10月内にも内容を訂正する。
誤りがあったのは役員の業績連動報酬の指標として挙げる最終利益の目標と実績値。2019年3月期の有価証券報告書は「前事業年度における当期純利益の目標は23億円、実績は16億円」と記載していた。同社によると実際は目標が40億円で、実績は30億円だった。
20年3月期の有価証券報告書にも同様の誤りがあった。24年3月期のディスクロージャー誌ではきらやか銀役員の業績連動報酬の合計額の記載がなかった。実際は300万円の報酬があった。
じもとHDは誤記の原因について「転記を誤った」と述べている。同社によれば、業績連動報酬は取締役会など社内手続きで適正に処理されているという。
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