決算会見に臨む光世証券の巽大介社長(18日、大阪市)

光世証券が18日発表した2024年4〜9月期の単独決算は、税引き損益が2億5300万円の赤字(前年同期は1億3300万円の黒字)と、2期ぶりに最終赤字となった。継続して保有する有価証券の時価が下がったことなどが影響した。売上高に相当する営業収益は前年同期比51%減の3億100万円だった。

営業収益のうち、主力とする自己売買などのトレーディング収益は70%減の1億600万円だった。一部保有する有価証券の含み損を反映する必要があり、時価の下落が収益を押し下げた。同日の決算会見で巽大介社長は「株式市場の環境は良好で、自己売買のディーリング部門では(収益は)プラスとなっている」と話した。

株式市場の先行きについて、巽社長は「株価の基となる企業業績は順調に伸びている」とし、24年末の日経平均株価は4万2500円になるとの見方を示した。

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