九州・沖縄と山口県の13地銀は九州大学や陽明交通大学と協力し、半導体企業の紹介などに取り組む(両大学の学長)

九州・沖縄と山口県の地方銀行13行の連携協定「Q-BASS(キューベース)」は九州大学や台湾の陽明交通大学と協力し、半導体関連企業の紹介などに取り組むと発表した。地域の半導体企業を台湾企業と引き合わせ、人材交流や研究開発を通じて台湾積体電路製造(TSMC)のサプライチェーン(供給網)に入れるよう後押しする。

九州大や陽明交通大、九州経済連合会が取り組む「半導体・日台協業プロジェクト」への参画を決めた。九州大と陽明交通大は学術交流や共同研究室の設置などについて連携する覚書を結んでおり、今後は日台の半導体企業を集めたイベントも検討している。

Q-BASSは「Kyushu-Okinawa Banking Alliance Semiconductor Solution」の略称。ふくおかフィナンシャルグループ(FG)傘下の福岡銀行、九州フィナンシャルグループ傘下の肥後銀行の主導で1月に11行で発足した。5月には山口フィナンシャルグループ傘下の山口銀行と北九州銀行が加わって13行体制になった。

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