日本製鉄は11日、欧州鉄鋼大手アルセロール・ミタルと合弁で設立した米国拠点について、米鉄鋼大手USスチールの買収が実現した場合、保有する全株式をアルセロール社側に譲渡すると発表した。保有によって生じる米国競争法上の懸念に対応する姿勢を示し、米規制当局から買収承認を得やすくする狙いがある。  譲渡に伴い、日鉄は連結決算で2300億円程度の損失を計上する見込み。合弁会社は2014年にアルセロール社と折半出資で設立し、米国で鋼板を製造販売している。


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