【ロンドン共同】米配車大手ウーバー・テクノロジーズは8日、電気自動車(EV)限定の配車サービスを世界で本格展開すると発表した。走行時に温室効果ガスを排出しないEVに乗りたい利用者の要望に応え、環境への配慮を示す。日本での提供は未定という。  ウーバーはEVの利用拡大を通じ、配車した車両から出る温室効果ガスを2040年までにゼロとする目標を掲げており、その一環となる。  環境への負荷が低い車を呼べる従来のサービス「ウーバーグリーン」では、ロンドンなど一部地域を除いてEVを指定できず、ハイブリッド車(HV)が来る可能性があった。登録するEVが18万台以上と大きく増えたことから、EV限定配車を広げる。11月からニューヨークなど米国の主要都市で始め、来年からフランスなどでも開始する。  日本では「日本版ライドシェア」が4月に開始。ウーバーのアプリでも、タクシー会社の管理下にある一般ドライバーの自家用車を呼べるが、地域や時間帯など制約が多く、浸透していない。


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