山陰合同銀行は、空き家管理サービスを手掛けるL&F（千葉市）と提携し、空き家に関する相談サービスを開始した。同意した顧客について、L&Fに情報を提供するなど橋渡しをする。相続や転居などによる空き家が山陰地域でも増えており、顧客の課題解決につなげる。

L&Fが運営する「日本空き家サポート」は全都道府県で展開しており、全国197社（9月末時点）の不動産関連企業などがサービスを提供する。空き家の管理のほか売却や賃貸などにも対応可能だ。山陰合銀からの紹介は無料。

2023年に改正空き家対策特別措置法が施行され、所有者の管理責任が強化された。管理不全の場合、固定資産税が軽減される特例措置が除外される可能性もあり、山陰でも空き家管理サービスの需要が増えると判断した。

L&Fは中国地方では山口フィナンシャルグループや中国銀行と提携している。

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