小林製薬は8日、紅こうじサプリメントによる健康被害に関連し、社外取締役や執行役員、監査役計18人が報酬の一部を辞退すると発表した。最初の被害覚知から約2カ月公表せず、対応が後手に回ったことが批判されており、経営陣の責任を明確にして再発防止に取り組む。  企業統治の専門家の伊藤邦雄一橋大名誉教授ら社外取締役は10月の報酬から10%を3カ月辞退する。「社内職員との信頼関係をより一層強める」と説明した。サプリ製造を担当していたヘルスケア事業部長の大脇藤人常務執行役員は報酬20%を3カ月辞退する。


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