東京都内でEV戦略を説明するトヨタ自動車の豊田章男社長(現会長)=2021年12月

 トヨタ自動車の米国での電気自動車(EV)生産開始が2026年にずれ込む見通しであることが3日、分かった。当初は25年から米南部ケンタッキー州の工場でEVの現地生産を手がける計画だったが、稼働を数カ月程度遅らせる。生産現場に余裕を持たせ、品質確保を徹底する。  トヨタは北米でEVの現地生産を進めている。ケンタッキー州の工場では3列シートの新型スポーツタイプ多目的車を生産する予定で、今年2月に13億ドル(約1900億円)を投資すると発表していた。  米インディアナ州の工場でも26年からEVを生産する計画だ。米国でのEV生産は2カ所目となり、新たに14億ドル(約2千億円)を投資する。


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