群馬県信用保証協会は4月から「経営支援部」を新設した

群馬県信用保証協会は「経営支援部」を新設した。「保証統括部」の下にあった「経営支援課」と「再生支援課」を4月から経営支援部が束ねる体制に切り替えた。実質無利子・無担保の「ゼロゼロ融資」の返済が本格化するなかで企業が借金を返済できずに協会が肩代わりする代位弁済の額が増えており、事業再生など早期の対応を強化する。

経営支援部は20人体制。経営改善や事業再生、事業承継支援に特化する。中小企業診断士2人、中小企業活性化協議会への出向経験者2人を置き、中堅からベテラン職員を集めた。金融機関や他の外部支援機関との窓口の役割も果たす。

代位弁済額は2023年度が88億円と2年連続で増えている。経営支援部の古沢達朗部長は「これからも額は上がっていくと予想される。企業の業績悪化を早期に発見し対応することが大切だ」と話す。

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