りそなホールディングス(HD)傘下の関西みらい銀行とみなと銀行は30日、変動金利型の住宅ローンや自動車ローンなどの基準金利を0.15%引き上げると発表した。日銀が7月に追加利上げに踏み切ったことに伴い、連動して基準金利も引き上げる。
両行とも10月1日から適用し、関西みらい銀は2.675%から2.825%、みなと銀は2.475%から2.625%へ引き上げる。
金融機関は日銀がコントロールする政策金利をもとに、期間1年未満の最優遇貸出金利である「短期プライムレート」(短プラ)の水準を決める。変動型の住宅ローン金利などの基準となる短プラについては、両行とも2日に引き上げ済みで、今回のローン基準金利の上昇につながった。
実際に適用する金利は借り手の信用力に応じた優遇幅を設定し、基準金利から優遇幅を差し引いて決める。今回、優遇幅は変わらずに基準金利が上昇するため、適用金利も連動して上がり、利用者の負担は増すことになる。
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