クラウド会計ソフトのマネーフォワードは26日、家計簿アプリなどの個人向け事業を同社から分離させ、新会社「マネーフォワードホーム」を設立したと発表した。新会社は今後、三井住友フィナンシャルグループ(FG)傘下の三井住友カードから出資を受ける。

11月にもマネーフォワードが三井住友カードに新会社の株式を140億円で売却する。その後、新会社が三井住友カードを引受先とする第三者割当増資を実施し、50億円を調達する。12月までに一連の手続きを終え、最終的な出資比率は、マネフォが51%、三井住友カードが49%となる。

マネフォの家計簿アプリ「マネーフォワードME」の利用者数は1610万人と国内最大規模の会員基盤を持つ一方、同社が手掛ける企業向けのクラウドサービスと比べて成長率が低いのが課題だった。三井住友フィナンシャルグループ(FG)が手掛ける総合金融サービス「Olive(オリーブ)」と組み合わせることで、新機能を提供し利益率の向上を狙う。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。