館山信用金庫は25日、鴨川市東部地区の天津小湊支店を、鴨川市役所の天津小湊支所内に移転・開業した。公金をとりまとめる鴨川市の指定金融機関は千葉銀行。指定金融機関が出張所などとして自治体庁舎内に拠点を設けることはよくあるが、今回のような例は珍しいという。
旧天津小湊支店の建物は築40年以上経過して老朽化し、館山信金は移転先を探していた。鴨川市に相談したところ、旧支所長室などスペースに余裕があった同支所(3階建て)の1階に支店が入居することで、金融機関を地区に残したい市側の思惑と一致した。
営業時間は移転前と同様、月・水・金の午前9時から午後3時までとし、昼休みも1時間設ける。
「JRと郵便局」の連携など、過疎地では公的機関の連携が増えていきそうだ。
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