ニューヨーク証券取引所(共同)

11日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は4日続落し、前日比2・43ドル安の3万8459・08ドルで取引を終えた。米長期金利の高止まりが嫌気され、売り注文がやや優勢となった。

朝方発表された3月の米卸売物価指数は、モノとサービスを合わせた総合指数が前年同月より2・1%上昇し、伸び率が11カ月ぶりの大きさとなった。根強いインフレを背景に、市場では米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ開始時期が想定していたより遅れるとの見方が強まっている。

ハイテク株主体のナスダック総合指数は反発し、271・84ポイント高の1万6442・20。

個別銘柄では、医療保険のユナイテッドヘルス・グループ、保険のトラベラーズの下落が目立った。ITのアップルは買われた。

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