【ブリュッセル共同】欧州自動車工業会が19日発表した8月の欧州連合(EU)各国の乗用車新車登録台数は、前年同月比18・3%減の64万3637台だった。電気自動車(EV)が43・9%減と急減した影響が大きく、ガソリン車やディーゼル車も振るわなかった。一方、ハイブリッド車(HV)は6・6%増で、独り勝ちとなった。  日本勢も軒並み苦戦した。トップのトヨタ自動車は、高級車ブランド「レクサス」を含めて4・3%減の5万4539台だった。減少率が最も大きかったのは日産自動車で35・7%減の8641台。マツダも19・7%減の8308台にとどまった。スズキは10・0%減、三菱自動車は1・6%減、ホンダは1・5%減だった。  米EV大手テスラは43・2%減の1万5534台だった。  EVは、購入時の補助金が打ち切られたドイツで68・8%減となったほか、フランスやイタリアでも減った。市場全体に占める割合は14・4%となり、前年同月の21%から縮小した。HVの比率は31・3%で、ガソリン車(33・1%)に迫る。


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