三重県志摩市のアコヤ貝の貝柱を使ったクラフトビールの仕込み式が23日、東京都大田区の複合施設「羽田イノベーションシティ」内の醸造所であった。

「真珠の貝柱を使ったクラフトビール」の仕込み式を行った(左から)株式会社大鵬の大屋幸子社長、志摩市の橋爪政吉市長、城南信用金庫の川本恭治理事長

 全国の信用金庫でつくる「よい仕事おこしネットワーク」(事務局・城南信用金庫)の地域応援プロジェクトの一環。  志摩市は真珠養殖の発祥の地で、国内の主要産地として知られる。アコヤ貝は真珠の母貝に使われる。ビールに使ったのは志摩産の生の貝柱約1キロ。貝柱のだしと麦芽の香ばしさを掛け合わせた食事に合うビールをめざす。  仕込み式で、橋爪政吉市長は「志摩の名がついた商品を羽田から全国へ発信できる。経済の活性化へ大きな可能性を感じる」と期待を寄せた。6月4日に完成披露式の予定。ビール約500本(330ミリリットル)は醸造所内の飲食店で販売。売り上げの一部は志摩市に寄付される。(服部利崇) 

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