常陽銀行は銀行取引アプリやインターネットバンキングの顧客向けのメール情報サービス(メルマガ)に地域の事業者の広告を掲載する実証実験を10月から始める。商品やサービス、イベントなどの広告を載せて情報発信の効果を確認するとともに、新事業として収益化できるかを検証する。

メルマガは常陽銀の商品やキャンペーンを伝えるため毎月5回程度配信し、受信する会員数は7月時点で76万人にのぼる。実証実験は主に茨城県内の企業による広告掲載を無償で募る。10月上旬に配信するメルマガから広告掲載を始める予定。結果を踏まえ有償化など細部を検討し正式な事業化を探る。

メルマガへの広告掲載は新事業のアイデアを行内から募る「インキュベーションプログラム」の第1弾で採択された案の一つで、初めて事業化に向けた実証実験に取り組む。同プログラムは同じめぶきフィナンシャルグループ傘下の足利銀行とともに2023年度から始めた。

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