「両党ともに、もっと国家像として、どういう国にしたいのか、まだ数日あるのでそういう議論をしていただきたい」―。経済同友会の新浪剛史代表幹事は17日の会見で、自民党総裁選と立憲民主党代表選について、こんな注文を付けた。

◆公務員の国会対応での深夜勤にもクギ

新浪剛史代表幹事(資料写真)

 新浪氏は「それぞれの候補が掲げる政策は素晴らしい」と持ち上げたうえで「自民党総裁は首班指名を経て総理になる人たちだから、進むべき将来像を語ってほしい」と強調した。  また、自民党の候補として「政治資金を巡って国民に大きな不信感を招いたのだから、ケリをつけるべく政治改革をどうするのかが問われる」と指摘。持論の国会改革も持ち出して「国家公務員というこれだけの日本の頭脳が、国会の質問対応に深夜まで追われるようなことは変えないといけない。国会議員全体の改革をきちんとやってくださいと望みたい」と述べた。(久原穏)


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