伸和ホールディングスが手掛ける「炭火居酒屋 炎」の店舗(札幌市内)

札幌証券取引所は12日、北海道を中心に居酒屋「炎」など飲食店を展開する伸和ホールディングス(HD、札幌市)がアンビシャス市場に上場すると発表した。10月21日の予定。新興企業向けの同市場への新規上場は、キットアライブ以来約2年ぶりだ。

東証のプロ投資家向け市場「東京プロマーケット(TPM)」からは10月20日をもって上場廃止となる。伸和HDの上場で、札証への上場社数は62社、アンビシャス市場に限ると11社となる。

伸和HDは2006年設立。道内外で居酒屋を展開するほか、持ち帰り専門店の「美唄焼鳥・惣菜炎」、冷凍加工食品の卸売も手掛ける。提携する養鶏場から調達した鶏肉を使い、道内自社工場で主力商品「生つくね」や「塩ザンギ」などを製造している。

25年3月期通期の連結決算見通しは、純利益が前期比1%増の1億4100万円、売上高が3%増の60億円を見込む。

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