欧州中央銀行(ECB)の建物=23年5月、フランクフルト(AP=共同)

 【フランクフルト共同】欧州中央銀行(ECB)は12日、理事会を開き、金融政策を議論する。インフレ率は目標の2%に向けて和らいでおり、追加の利下げを決める公算が大きい。政策金利として重視する中銀預金金利は、3・75%に設定している。今年6月には4年9カ月ぶりに利下げしており、利下げを決定すれば今年2度目。  米国の中銀に当たる連邦準備制度理事会(FRB)も来週の金融政策を決める会合で利下げに踏み切る見通し。欧米中銀は物価高の再燃を防ぎながら、経済活動の後押しを狙って金融政策を運営する。欧米と日本の金利差縮小が意識され、外国為替市場では主要通貨に対し円高が進みやすい環境となる。


鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。