スーパー「アキダイ」で品薄となったコメの商品棚=8月、東京都練馬区

 農林水産省は4日、品薄となっているコメに関する会議を開き、出回り始めた新米の店頭価格が5キロで3千円を超えている現状を流通関係者が紹介した。昨年と比べ千円前後高い水準。出席者からは「高すぎる」との声が上がり、価格高騰が続けば消費者のコメ離れが進むとの懸念が示された。  会議はコメ生産者などを集めた意見交換会。卸関係者は、2024年産米は仕入れ価格の上昇を反映し、23年産の1500~2千円前後から大きく上昇していると説明した。消費者が買い控えるようになれば、麺類やパンに消費が移ると危機感を訴えた。  食品業界の関係者は、在庫不足を踏まえコメの「大幅な増産」を要望した。


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