ゆうちょ銀行は30日、中堅・中小企業の事業再生や事業承継を支援するファンドを設立したと発表した。ファンドの規模は200億円で、存続期間は15年。事業再生に強みを持つファンドであるジェイ・ウィル・グループ(東京・千代田)と共同で運用する。豊富な資金力と全国の支店の情報網を生かして新たな成長の柱を育てる。

今回のファンド設立は2030年度までをめどにスタートアップなどに1兆円を投じる成長戦略の一環だ。これまで外国証券の運用などで稼いできたが、中長期で投資事業を新たな収益源にする。投資対象には大企業からのカーブアウト(事業切り離し)の案件も据える。将来は投資額の積み増しも視野に入れる。

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