マイクロソフトのブラッド・スミス社長(右から2人目)らと面会する岸田首相(左から2人目)=9日、米ワシントン(代表撮影・共同)

米IT大手のマイクロソフト(MS)やオラクル、アマゾン・コム、グーグルが日本への巨額投資を打ち出している。MSは日本に2年間で29億ドル(約4400億円)を投資すると今月発表した。同社が1978年に日本で事業を始めて以来、最大規模だ。生成人工知能(AI)の高速処理に欠かせないデータセンターを増強する。

MSのブラッド・スミス社長は今月、日米首脳会談のため訪米した岸田文雄首相と面会した後、今回の投資について「日本のデジタル競争力を高め、AIがけん引する堅調な経済成長を実現する上で重要な一歩となる」と話した。

MSは首都圏と関西圏にデータセンターを持つ。今回の投資により、最新の画像処理装置(GPU)を導入し、データ処理機能を拡充する。

オラクルは18日、日本国内のデータセンターを増強するため、今年から10年間で約1兆2000億円以上を投資する計画を発表した。

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