NECは16日、金融分野での生成AI(人工知能)の活用策を模索する「共同研究会」を設置したと発表した。地銀などの金融機関10社と連携し、NECが開発した生成AIの活用方法を検討したり、専門人材を育成したりする。2024年度中に具体的な活用策を打ち出し、実装につなげる。
共同研究会には愛媛銀行や静岡銀行、東京スター銀行といった地銀のほか、京都中央信用金庫など全国の金融機関10社が参画する。各金融機関の業務データを集約することで、生成AIの効果検証をより効率的に進める。
研究会では文書の要約や過去データの分析に、NECが開発した日本語特化型の大規模言語モデル(LLM)「cotomi(コトミ)」を活用することを想定している。
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