秋田銀行は全額出資の投資専門子会社を通じて、醸造用ブドウを栽培する農業法人のTOYOSHIMA FARM(秋田県由利本荘市)に出資した。同子会社が運営するファンドが農業法人の第三者割当増資に応じ、株式を取得した。出資額は非公表。
同社はワイン醸造に必要な免許取得を目指している。これまでは県外に醸造を委託していたが、免許を取得できれば栽培から醸造まで一貫してできるようになる。山形県と秋田県にまたがる鳥海山山麓の冷涼な気候や風土を生かし、地域の特産品づくりを目指す。
今後はワイナリーの見学ツアーやテイスティングなどの行事も企画し、農業の担い手育成や観光誘客に役立てるという。
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