百十四銀行の調査によると、香川県内企業の2024年夏のボーナス支給額は、1人当たりで前年比1%増の57万3000円だった。増加は3年連続。大手企業を中心に従業員のモチベーション向上や雇用維持のため引き上げる動きがあった一方、業績の振るわない中小企業などでは減らす動きもみられた。

支給額を前年から増やした企業の割合は53%で、前年から4ポイント上昇した。理由を複数回答で尋ねたところ「モチベーションアップ」が72%で最多となり、「雇用維持」「物価の動き」が続いた。

減らした企業の割合は前年から1ポイント上昇し、10%だった。理由は「業績不調」が47%で最多となった。

業種別では製造業が2%減の53万3000円で、非製造業が3%増の60万円だった。製造業の基礎素材型や非製造業のサービス業等は中小企業が多いこともあり、前年割れとなった。

調査は6月18日から7月17日まで、香川県内に本社または主工場をもつ企業を対象に実施。193社から回答を得た。

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