東邦銀行は7日、貸出金利の基準となる短期プライムレート(短プラ)を現行の1.975%から2.125%へ引き上げると発表した。10月1日から適用する。短プラ引き上げの公表は東北地方6県に本店をおく地方銀行15行で初めて。短プラは中小企業向けの融資や変動型の住宅ローン金利の指標となる。

0.02%としている普通預金金利についても、9月2日に0.1%へ引き上げる。東北ではこれまでに仙台銀行が普通預金金利を0.1%に引き上げると公表している。東邦銀は定期預金金利の改定も予定しているという。

日銀が7月31日に追加利上げを決定したことに伴う措置で、貸し出しの原資となる預金獲得を狙う。大手行や一部地銀は短プラや預金金利の引き上げを既に発表している。

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