東和銀行が5日発表した2024年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比60%増の6億6500万円だった。資金利益や役務取引等利益が増え、不良債権の処理費用が減ったことなどで大幅な増益となった。25年3月期通期の連結業績予想は据え置いた。

本業のもうけを示す単体のコア業務純益(投資信託解約損益を除く)は0.2%減の9億9400万円だった。資金利益が2%増の56億700万円、手数料収入などの役務取引等利益が2%増の5億5800万円と伸びたが、情報システムや支店業務の効率化への投資などで経費が3%増の51億8300万円となった。

24年6月末の貸出金残高(単体)は1%増の1兆5771億円、預金残高(同)は0.3%増の2兆1904億円だった。

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