米テキサス州で稼働する原油などの採掘設備=2022年4月(AP=共同)

 【ニューヨーク共同】19日のニューヨーク原油先物相場は続伸し、指標の米国産標準油種(WTI)の5月渡しが前日比0・41ドル高の1バレル=83・14ドルで取引を終えた。イスラエルによるイランへの攻撃を受けて中東からの原油供給に支障が出るとの懸念から、買い注文が優勢となった。ニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は続伸し、前日比211・02ドル高の3万7986・40ドルで取引を終えた。  原油相場はイスラエルの空爆が伝わると一時1バレル=86ドル台まで上昇。その後、現時点でイランは反撃を検討していないと伝わったことなどから過度な警戒感が後退し、上げ幅を縮めた。  ダウ平均は発表が本格化している米企業決算を好感した買いが入ったが、中東情勢の緊迫化懸念から上値は重かった。ハイテク株主体のナスダック総合指数は6営業日続落し、319・49ポイント安の1万5282・01。


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