19日午前の東京外国為替市場の円相場は対ドルで上昇し、一時1ドル=153円台後半を付けた。中東情勢が緊迫化するとの懸念から、相対的に安全な資産とされる円を買う動きが進んだ。  午前11時半現在は前日比46銭円高ドル安の1ドル=153円81~82銭。ユーロは1円46銭円高ユーロ安の1ユーロ=163円31~36銭。  朝方は、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測が後退したのを受け、日米金利差の拡大を意識した円売りドル買いが先行していた。市場関係者は「投資家が地政学リスクの高まりに反応したようだ」と指摘した。


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