京都中央信用金庫は、企業の活動が環境・社会・経済に与える影響を評価して融資する「ポジティブ・インパクト・ファイナンス」(PIF)の取り扱いを独自に始めたと発表した。第1号案件として廃棄物処理の木下カンセー(大津市)に1億円を融資した。京都中央信金の安川淳史専務理事は「取引先企業の安心感や信頼性を担保するツールにしたい」と話した。
木下カンセーの木下昌秀社長は「残業の削減など働きやすい環境の整備を進めたい」という。地方銀行がPIFを手掛ける事例は増えているが、信用金庫が取り扱うのは珍しい。京都中央信金は2030年までに持続可能性に貢献するサステナブルファイナンスの実行額を5000億円に積み上げる目標だ。
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