日銀前橋支店は7月の群馬県金融経済概況を発表し、県内の景気判断を「資源高などの影響を受けつつも、持ち直している」として6月の判断から据え置いた。据え置きは22カ月連続。肥後秀明支店長は「中長期的な需要増加を見据えた前向きな投資が強まり、県内景気をけん引することを期待している」と話した。

項目別では、設備投資の判断を3カ月ぶりに変え「一部に弱めの動きがみられるが、全体としては増加している」に引き上げた。6月の企業短期経済観測調査(短観)では全産業の2024年度の設備投資計画が前年度比24.8%増だった。製造業での増加が目立ち、輸送用機械や電気機械などで能力増強投資が計画されている。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。