米国パビリオンの起工式に出席したエマニュエル駐日米大使(左から3人目)ら=17日、大阪市内(黒川信雄撮影)
米国パビリオンの外観イメージ(Trahan Architects)

米国政府は17日、2025年大阪・関西万博のパビリオン建設に向けた起工式を人工島・夢洲(ゆめしま)(大阪市此花区)の万博会場予定地で実施した。出席した米国のエマニュエル駐日大使は「パビリオン出展を通じ、日米同盟を一層強固なものにしていきたい」と語った。

エマニュエル氏はあいさつで、昭和45年の大阪万博でアメリカ館の「月の石」が高い注目を集めたことや、今月の岸田文雄首相の訪米に合わせて、米主導の国際月面探査で日本人の宇宙飛行士を月面着陸させることが決まった事実などを紹介。日米協力が深まるなかでの万博開催は「非常に時宜にかなっている」と強調した。万博へのパビリオン出展を通じ「日米同盟を一層強め、両国が共有する価値(の探求)をさらに進めるべきだ」とも語った。

2025年万博に出展するパビリオンは「共に創出できることを想像しよう」をテーマに、最新の映像技術を活用した「没入型」の展示エリアなどで構成される。米国のアーティストやシェフらによるイベントなども開催される。(黒川信雄)

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