金融庁長官に就く井藤英樹氏

政府は28日、金融庁の栗田照久長官が退任し、井藤英樹企画市場局長が昇格する人事を発表した。井藤氏の後任には油布志行総合政策局長を充てる。総合政策局長には屋敷利紀審議官が昇格する。

発令は7月5日付。栗田照久長官は監督局長を4年務めた後、2023年7月に長官に就任し、1年で退任する。

井藤氏は企画市場局長を2年務め、政府のめざす「資産運用立国」の実現に向けた改正金融商品取引法の成立などをになった。企画市場局長に就く後任の油布氏は過去に同局担当の審議官なども務め、市場関連の政策に明るい。

総合政策局長に就く屋敷氏は日銀から金融庁に移り、銀行などの検査(モニタリング)を担当する審議官を4年務めた。

【中央省庁の幹部人事】

  • ・神田財務官後任に三村国際局長 次官は新川主計局長
  • ・総務省、事務次官に竹内芳明氏 審議官は横田信孝氏ら
  • ・検事総長に畝本直美氏、東京高検検事長に斎藤隆博氏
  • ・厚生労働省、事務次官に伊原和人氏

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。