日銀が27日発表した2024年1〜3月期の資金循環統計(速報)によると、3月末時点の家計の金融資産は前年同期比7.1%増の2199兆円で、6四半期連続で過去最高を更新した。株高で株式や投資信託の含み益が膨らみ、金融資産残高を押し上げた。

1〜3月期は日経平均株価が過去最高値を更新し、1月に始まった新しい少額投資非課税制度(NISA)を機に新規の口座開設も相次いだ。個人マネーがリスク性の資産に向かい、投信の保有残高は前年同期比31.5%増の119兆円、株式等の保有残高は33.7%増の313兆円となった。

【関連記事】

  • ・円安誘う「貯蓄から投資」 政策の二面性突く市場
  • ・iDeCoで働く世代の資産形成推進 政府、NISAに次ぐ柱に
  • ・新NISA口座の新規開設3.2倍 1〜3月、首位は楽天証券

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。