母校の電気通信大内にベンチャー企業「Umee(ユーミー)」を創業。会話を自動要約し、企業の人材育成に生かすソフト「フロントエージェント」を発売した。新納(にいろ)弘崇社長(36)は「属人的だった営業技術を引き継ぎやすくし、人手不足に悩む日本企業を支えたい」と意気込む。  商談の音声データを自社開発の人工知能(AI)が分析。契約の決め手となった言い回しを抽出し、読み返しやすい議事録の要約を作成する。使うたび成功事例が蓄積され、心強いマニュアルが出来上がる。  かつて勤めた企業で人材育成を担当。営業で評価されず悩む同僚の存在が、ソフト開発の原点だ。「新人でも営業成績が出せるシステムをもっと広げ、世の中を豊かにしたい」と語る。


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