自動車部品大手のデンソーは20日、愛知県刈谷市で定時株主総会を開いた。国内だけで400万台超のリコールに発展している同社製燃料ポンプの不具合について、林新之助社長は「深くおわびします」と陳謝。「品質第一に立ち返る」とし、対応に全社一丸で取り組むと繰り返した。  燃料ポンプ問題では20年3月期以降、計約4400億円の引当金を計上。利益の圧迫要因となったため、株主からは再発を危惧する質問が事前に寄せられた。幹部は「当社の歴史で最大規模の品質問題」と危機感を示した上で「技術力や知識、意識の向上に取り組む」とした。  デンソーは交換部品の生産を急いでいるが、件数が膨大で時間がかかっている。


鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。