17日付で日銀金沢支店の支店長に就任した大川真一郎氏は同日、就任記者会見に臨み、能登半島地震の影響を受けた北陸経済について「製造業ではリカバリーが進んできたが、そのペースは注視する必要がある。非製造業はまだ道半ばという印象」と述べた。今後については「行政や民間がどう被災地を立て直していくのかを見ながら、日銀の役割を考えたい」とした。

記者会見する大川真一郎支店長㊧と吉浜久悦前支店長(17日、金沢市)

大川支店長は1994年に日銀に入行。金融政策を決める政策委員会室の企画役やワシントン事務所長、松本支店支店長など幅広い職種を経験した。2024年5月からは日銀金沢支店の次長を務めており、能登半島地震の被災地のほか富山県と福井県を訪れたという。

吉浜久悦支店長は退任あいさつで「能登半島地震の影響は残るが、新幹線延伸などの前向きな力を生かして経済が発展することを願う」とした。吉浜前支店長は検査室検査役に就任する。

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