15日朝、JR埼京線の板橋駅で線路内に人が立ち入った影響で列車が遅れ、一部の駅で乗務員の交代が間に合わないトラブルが発生した。これに関連し、X(旧ツイッター)では「乗務員が行方不明になった」などと誤った情報が拡散され、「乗務員行方不明」のワードがトレンド入りした。運行するJR東日本は「乗務員が行方不明になった事実はない」と否定している。
同社によると、15日午前6時台にJR埼京線の板橋駅で線路内に人が立ち入ったことによるダイヤの乱れで、新宿や赤羽などの各駅で乗務員の交代がスムーズに行われなかった。同社は「停車中も列車内から乗務員や車掌がいなくなることはなく、15日も乗務員がいなくなったという連絡は来ていない」と説明し、Xで拡散された情報を「かなり誤った内容」としている。
同社の公式Xでは、今回の遅延理由を説明した際に「乗務員確認の影響で、上り線で運転を見合わせた」とした表現を使っており、SNS上では「乗務員確認を乗務員不明」と誤って情報が拡散されたとの臆測も出ている。(西村利也)
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