群馬県が発行する環境債は尾瀬国立公園の環境整備などの財源となる

群馬県は7月、環境に配慮した事業に使途を限定するグリーンボンド(環境債)を150億円発行する。10年債100億円と5年債50億円でいずれも法人投資家向けに発行する。尾瀬国立公園の環境整備や河川改修など脱炭素社会の実現や気候変動対策の財源とする。発行条件は7月上旬に決める。県は2023年7月に環境債として10年債100億円を初めて発行し、10年債は今回が2回目、5年債の発行は初めてとなる。

環境債は通常の債券と比べて金利が低く、県にとっては利子負担の削減効果が見込める。購入した投資家は県のホームページ上で公表する。昨年発行の環境債では、発行利率は0.629%で通常の地方債よりも0.02%低く設定し、購入する投資家のうち213件(うち県内185件)が投資を表明した。

山本一太知事は16日の定例記者会見で「投資家から要望があった5年債を新たに発行することにした。環境問題の解決に向けた機運の醸成を図り、環境と経済の好循環を目指したい」と語った。

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