記者会見する大分銀行の後藤富一郎頭取(13日、大分市内)

大分銀行が13日発表した2024年3月期の連結決算は、純利益が前の期比21%増の65億円だった。プラスは3期連続。株式等売却益や貸出金利息の増加が寄与した。年間配当は前の期比5円増の95円に引き上げる。

本業のもうけを示す銀行単体のコア業務純益(投資信託解約損益を除く)は6%増の97億円。貸出金の利回りが改善し有価証券利息配当金の減少を補った。

25年3月期の純利益は1%増の66億円を見込む。株主還元を一段と拡充し、年間配当は前期比5円積み増し100円とする。

後藤富一郎頭取は同日の記者会見で「新型コロナウイルス禍後の設備投資需要に加え、不動産ニーズが高く、住宅ローンが増加している」と話した。

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